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遠征

H16新潟県佐渡遠征のページ

H16.5.30〜6.2、通算7回目の佐渡釣行。
大物黒鯛も、大物マダイも細ハリスで捕れるだろーと
また性懲りもなく安易に細ハリスで望んだが…。 

当日、朝は良い天気、午後から早速渡船で磯に渡れそう。
ところが翌日は大雨、洪水注意報まで出る始末。がしかし、3日目、4日目は晴れの好天!
今年の佐渡は波瀾含み?…

5/30午後 晴れ、曇りのち雨
 1日目
 渡船開始12:30

佐渡遠征メンバー 

今回は一人欠席のため、3人。
左から、あなださん、船頭の民宿のとうちゃん、山ちゃん。某漁港にて。

代替わりしたはずの息子さんは、今朝からぎっくり腰でリタイヤ。さあ、とうちゃん、頼むぞ。
え?船外機の起こし方知らないって?
大丈夫〜?





民宿到着後、真ん前の漁港からすぐ渡船。
隣の民宿のお客さんが既に竿を出している模様。
今年は、よりどりみどりちゃんとはいかないようだ。

あなださんと山ちゃん、先ずはマダイ狙い。イソナへ。私は一人、あまり好きではないが、向かいのオキナへ。

全域、うねりがあり、上々の状況。こりゃーマダイもいけそう。しかし、あなださんには、本命のマダイは来ず、43pの外道(笑)の黒鯛1枚だけだった。。。
(戻ってから漁港でハイぱちり。→)

私は一人で黒鯛狙い…(寂)。

始め潮が右に動く。
右の根にネガカリしそうなので回収しようと竿を立て始めると、何かが慌てて食った感じ。大物がヒット!!50級のチヌ?。
「お、すごくひっぱっちゃうのねー、大きいぞ」
真下に突っ込む。逆らわず、糸を出す。
うん?竿が、ぐんぐんのされる。
マダイだー!!」真下で止まった。
みると、あららー、バッククラッシュ!
ひえー、ほどかなきゃ!!
1分後、よし、ほどけた。

さて、まだいるかな?クイクイ…
いた、いた。あ、左に猛スピードで走ったなー。止まれヨー。そう思っただけで、たいしてテンションもかけてないのに、フッと軽くなった。チモトで切れてた。くー。マダイは首を振る。
やっぱ、1.2号では大物マダイは無理に決まってます。
しばらくして、また、マダイ→が来た。
35p。これは、よく引いたが、1.2号でさすがに取れた。ホントに、美しい。

さあ、晩飯。今回は人数が少ないのと、広い大広間に私ら3人だけなので、かなり淋しい。

主人たる船頭の
息子さん、今朝、ぎっくり腰で病院へ行ったとかで、最終日まで顔を見せずじまいで寝床に伏せっていた。お大事にー!
来年までしっかり治しといてよ!

食事の配膳や片付けには大きくなった中2と小5の娘さんが、かいがいしく丁寧な言葉づかいで、お手伝いしていた。
この家で、お客をお客として扱ったのは、この娘達だけでなかったか?

引退してたのに急きょ復活させられた
とうちゃんの毒舌には、温厚なあなださんも辟易していた。
希望の岩(釣れそうな岩)に乗せたがらないのは、とうちゃんの体質?渡船民宿なのにそれでいいの?

初日の釣果

ジム  マダイ(推定不能)バラシ! 
あなださん 43.5p  
山ちゃん マダイ(推定不能)バラシ

合計チヌ1枚

5/31午前  大雨   2日目
開始5:00(予定
 4:00起床。どしゃぶりの雨。とうちゃんも起きてこないし、雨嫌いな私たちは見送ることにした。
部屋で爆睡を継続する。

午後になり、あなださん、あまりの退屈さに「小降りになったよ」とやる気モード


5/31午後  雨
渡船1:30
「こんな雨の中やるのか」と、面倒くさがるとうちゃんを連れだし、渡船してもらう。なんとかという長い岩に乗せてもらう。
この日は南西の風が強く、濁りと流れも強い。

本当にちゃんとした場所を選べば、大型が期待出来たのだが、とにかく、船体が本格的な渡船用の船ではなく、40馬力で非力なのと、とうちゃんの操船技術も年のため落ちてきているので楽に着けられるところしかいけない。場所選びの優先条件は超安全なところ。
ここは、南西に長く、風向きも潮の流れも全部南西。釣りになるのは、北東の先端の山ちゃんだけ。
あなださんと私は、コマセ係みたいなもの。こんな所に3人はマズいだろ!?

山ちゃんは流して、マダイ狙い。30pのマダイを見事に一枚釣った。

それだけ…
さ、帰ろ。

2日目のチヌ釣果

ジム 0枚!
あなださん 0枚
山ちゃん 0枚
 
合計0枚!


通算1枚  
6/1午前  晴  3日目
渡船開始4:30
昨日の雨は、見事にあがり、晴れ。
風もなく穏やかだが、濁りとウネリがかなりある。最高の状況である。

私らは、最高のマダイ岩か、チヌ岩を希望したが、やはりとうちゃんに無理だと却下された。

あなださんはオオシマの裏の低いハナレ。
なんとあなださん。ここでも3枚ゲット。40pはなかったが良型。

私と山ちゃんはオオシマ。
山ちゃんはオオシマの中央南西向き。
私はオオシマの先までヒーヒーと歩き、北東向き。
お互い釣れるのは、穴ハゼかスズメダイばっかりで、9時ごろ朝飯のおにぎりで休憩。山ちゃんもおにぎりタイム。
なんと、そこにとうちゃんから電話が?
マダイ岩に乗せてやるという!?

半信半疑で片づけて、迎えをまつ。
え、嬉しいなぁ。
6/1午前  晴
磯代え10:30
マダイ岩の前に来ると確かにギリギリ。
波がかなり押し寄せている。
やや、とうちゃん、ためらったが乗せてくれた。
私と山ちゃんはマダイ岩のてっぺんに荷物をまとめ、身を寄せ合って釣り開始。

ときおり、バシャーっと波しぶきを頭からかぶる。周りはサラシだらけ。

山ちゃんはいつもの特等席。
私はなぜかそこは遠慮してしまう。(今回はそれをかなり後悔した!)
私が先に振り込み、当たりを待つ。
エサが残る。
「エサとりが居ません!」
「嬉しくて震えが来るねぇ」と山ちゃんも振り込む。数投後に山ちゃんウキを引き込む当たり。
「来たー!」50pはい、パチリ。→
すぐまた、山ちゃんに来た、
今度は
49p
3枚目が来たー、なんとバラした。
しばらく、当たりが遠のいた。
しかし、グレなどののちチヌ40p
これまた、山ちゃん。山ちゃん、大ブレーク!!
互いのウキが一bも離れてないのに、私のウキにはちっともアタリが出ない!
口惜しくて、私は頭が痛くなってきた(>_<)。

気分を変えて、ぽいっとちょっと別の場所に振り込むと、
なんと、バカでかい引き込み当たり。
猛スピードで左に走る。マダイが来ちゃったーー。
山ちゃんが左に居るので、右に合わせを入れたら、化け物マダイは左に走った。
左には大きな根がある。
糸が、ビュービューと引き出される。
糸を出し続けるしかないのだが、根ズレが目に見えるので仕方なく、
タメに入ると、
フッとハリのチモトで切れた(T_T)。
今回二度目の大型マダイであった。
昨年と続き、3度もマダイの大物を取り逃がした。
来年は、完全にマダイ優先で狙います。
とにかく、釣れないので「山ちゃん、場所替わってよ」と泣きを入れ、最高の場所をもらった。
よし、これで釣れるぞ。

その頃、あなださんのオオシマのハナレの波が強くなり、「怖いので替わりたい」とあなださんから電話。
すると、M岩も撤収だとオヤジ。
えー?M岩は大丈夫だよ〜、ちぇちぇ、これからだったのに。

本日私の三度目の磯は、オヤジの薦めに、もしかしてと思ってしまい、あなださんが見放した大島ハナレ。超バカな選択をしてしまった。
人が見放してるんだから、良い訳がないのに。
当然雑魚だらけ!昼寝したよ、もう。
あなださんと山ちゃんは上のナガテ。
ここでも、あなださん、41pと38p 2枚ゲット。あなださん、今年は絶好調。

山ちゃんはここでは、ぼー。私は当然、ボー。

え?もう、3日も経ち、明日の半日でおしまいだというのに、私はまだ、チヌを一枚も釣っていない。明日も釣れなかったら「佐渡でボー」という記録達成が待ってる!ヤバイ!!

帰りの船で、同宿となる方と相乗りとなる。山ちゃんのストリンガーに掛かっている50pと49pを見て、「ほー、いい型ですね。」と感心してるなぁと思うと、「私の釣ったのも見てください。」と、バッカンからもう一回り大きいチヌを披露してくれた!私のルーラーで測ってあげると52.5p!
山ちゃんの50pも霞んでしまった。

52.5pをゲットされた新潟市の星野さん→
マダイ仕掛けのハリス2号で、微妙な当たりをモノにされたそうです。
3日目の釣果

ジム 0枚!!
あなださん 41pなど   5枚
山ちゃん 50p 49p 40p  3枚

 
合計8枚


通算9枚 
6/2午前  晴  最終日
渡船開始4:30


いよいよ、最終日。
前代未聞の、ジムさん「佐渡ボー」記録達成なるか?

必勝態勢で、全員、実績場のチヌ岩に乗る。ややベタだが、サラシはジム好み。

「『お立ち台』をもらっていいスか?」「いいよ、選ぶ権利はジムさんにあるからね」だってー。
よーし、もらったぞー。

お立ち台は、写真正面に見える岩の左の先端の中段であり、ここはすべての条件が揃ったチヌ釣り専用のお一人様特別席のはず。

始めて30分ほどの5時頃、磯際で03号ジムウキがゆっくりシモっていった。
早速乗った、引くー!
ガマVR1号が満月。
春とは思えないファイトをするのが佐渡の磯チヌだ。41pゲット!
やった!!「佐渡ボー」は無くなり、登録サイズをいきなりゲット。もう後は、怖いモノはない。それそれ!

ハリス1.2号。ハリがまオキアミカラー2号。
道糸1.8号。03号ジムウキ。必勝アイテムである。
しばらくして2枚目ゲット。
同じサイズまた41p山ちゃんも真横で、私と同じ辺りを同じタナで攻めているが、今度は山ちゃんには全く来ない。
あなださんは向こうで43pをゲットし、いつの間にか山ちゃんと交代し、私の隣に登場。


私とあなださんの前の磯際は、どんどん雑魚が増えてきた。
どうも、穴ハゼ(→)が大量にいるようだ。静かにシモっていき、合わせると、たまにぶら下がってくる。
大型サヨリやボラも集まってきた。ならば、当然、チヌだって周囲に居るはずだ。

私は、コマセを足下に同じリズムで打ち続け、だんだんと遠投に切り替えていった。

ようやく、エサが残る辺りを見つけた。
ジンタン4号をハリスに加え、少しずつシモる程度にし、沈め探りにする。ウキをゆっくりシモらせる。そこから、道糸を張り気味にして、少しずつ寄せながら穂先当たりを待つ。

「ククッ」おっ、来ましたよ、チヌです。
遠目で、力強く走ってる。また、40p超は確実のやつだ。と思ったが、測ると39pだった。
このパターンが当たり、遠投で9時までに3枚の40p弱を追加した。

かなり満足したので10時に休憩し、おにぎりと持参のサバ缶の食事とした。
もう止めようかと思ったが、「数釣ってその中に大物がまじるんだよ。」と、あなださんがアドバイスしてくれたので、ラストまで頑張ることにした。
12時までに41.5p39pを追加し、計7枚を釣った。私の佐渡の釣果は最終日の半日だけだったが、名手のあなださんは一枚、撤収前に名人の山ちゃんもやっと39.5p1枚だったんだから、私は爆釣であったと言えよう。
最終日は全員釣った。よかったよかった。


4日目のチヌ釣果
ジム  41.5p、41p、41p、39pなど7枚
あなださん 43p。
山ちゃん 39.5p。
合計9枚


最終通算18枚

その他にも、並マダイとかオイシイ外道も盛りだくさん釣れました。
直江津港。19時30分到着。
夕焼けがものすごく美しかった。
釣れないより釣れる方が、当然、釣りは楽しい。
仲間がみんな釣れて、自分だけが釣れないと、そりゃー楽しくない。
しかし、そんなことは、ときどきある。考えてみれば、毎年誰かがそうだった。今年は、私だっただけ。

釣れなくとも、
「佐渡に来られただけでも幸せ」と思い、くよくよしないことだ。

なかなか休暇がもらえず、毎年佐渡に出掛ける私たちをうらやましく思っている人が大勢いるのだ。
私たちは喜ばなければならない。



今回のジムの標準的なロッドバランスとエサ。

がまかつVR1号53  道糸2号 ハリス1.2号 ウキ05号、03号 針ガマ競技チヌ2号 
コマセ(4時間分)…チヌパワー徳用1袋+オカラだんご半袋+オキアミ3キロ …結構撒いた。
付けエサ・普通のオキアミ
チヌのバラシは全くなかった(マダイのバラシは2回)。


経費
昨年同様。

私たちの工夫。
1 オキアミの管理

昨年同様。

2 体調管理
昨年同様。ちゃんと寝られるように「科学の耳栓」を使おう。

3 金銭管理
昨年同様。

4 安全管理
昨年同様だが、荷物は少なめにし、多くともロッドケースとバッカン2つにする。
何でもかんでも持っていくと磯渡しに手間取る。

5 その他
昨年同様。

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