自分で作ったウキで、黒鯛が釣れるともう、うれしさ倍増です。
どんな名人ウキも、気にならなくなります。
作る時期は、7月8月の外に出るのもウンザリする真夏がいいです。
9月〜11月の雨の日もウキ作りにいいかな。
釣りが出来ない日は、ウキウキ作り♪



ジムウキ オレンジ&イエロー そろばんヘッド弾丸タイプが初期の定番



















ジムウキの基本はヒノキ






              
材料   
  堅めの木材 
ヒノキ角棒、ヒノキ丸棒2.5p、3.0p直径
  パイプ 
外径3ミリ内径2ミリのプラスチックウキパイプ棒
  おもり
くずなまりを溶かして流し込む
刷毛 1p幅程度の平筆数本。
白用・蛍光塗料用等・単独に用いる。
工具 プロクソンボール盤(今はウキ作り専用が1万円余りで売ってます)
7.0ミリ 6.0ミリ 4.0ミリ 3.0ミリ 3.1ミリ 3.2ミリ 2.0ミリ 1.5ミリ 各ドリル
道具 金切りのこ刃(木を削ります。)
ペンチ
のこぎり
ペーパー  ペーパー60番・100番・200番・300番・400番
器具(なまりを溶かすモノ) カセットボンベ用ガスバーナー
カセットコンロ
ステンレスコップ、
塗料 白塗り用として画材屋で、「ジェッソ」を買う。
油性白塗料も可。
赤だいだい・だいだい・黄色等蛍光塗料
結着剤

筆洗い用薄め液
ウレタンフロアーMなど、ウレタン仕上げ用で完成まで5回塗る。
ペン 丸ペン極細(極細Gペン)ネーム入れ用
接着剤 瞬間接着剤
 パイプやおもりを木材と接着する。
その他  つまようじ大量

3ミリ真鍮棒(15p程度にカットしておく)
→鉛を流し込むときに使用。
掃除機
 舞い上がる木のくずを吸い取る 
洗濯ばさみ
 付き物干し(どぶ付け後にぶら下げるため
入れ物 コップ
 
(浮力を計る)



          
カット 4p程度の長さに用材をカットする。

センター出し  両サイドのセンターを出す。
角材なら×を書く
丸材ならコンパスで厚紙で型を作り、真ん中に穴を空け、印を付ける
穴開け 両側に3ミリ穴を開ける。
片側ずつ開けるが、他方のセンターに受けをあててつつ穴を開ける。
成型荒削り  のこ刃をあて、松三郎型、プロ山型、ピンポン型など好きな形に削る。
回転させながら60番〜100番の粗めのペーパーで、整える。

掃除機で削りくずを吸い取りながら削る。



 
         
鉛入れ用の穴開け
下になる側に、6〜7ミリの穴を0.5p〜1pの深さを目安にあける。
鉛溶かし    

3ミリ真鍮棒(又はステンレス棒)を挿し、3ミリの穴を開けた板の上に、6〜7mm穴のあいた方を上にし、ずらっと立てる。
カセットコンロにステンレスカップを乗せ、鉛を入れ、溶かす。
その際、バーナーで、さらに上から火炎放射すると直ぐ溶ける。
ペンチでステンレスコップの持ち手をつまんで
煮えたぎった鉛をウキの下の空間に流し入れる。
その際、ステンレスコップの注ぎ口にバーナーを当てながら流すとサラッとしたままでやりやすい。

火傷しないように注意。
火事にならないように注意。
少しあふれさせたほうがよい。
鉛接着   3ミリ真鍮棒をウキの頭側からペンチで引き抜く。

鉛周りを整える。このとき、瞬間接着剤を鉛と木の隙間に入れ、固まったら回転させつつ削るとよい。
または、のこ刃で、あふれた部分を切り取る。




 
 
パイプ入れ   パイプが入りにくければ、3〜4ミリドリルで、ゆっくり穴を開け直す。

3〜4ミリ外径パイプを入れてみて程良く通れば、瞬間接着剤をたっぷりつけて、固定する。
このパイプは接着しやすいように表面をペーパーで傷つけておく。

1ミリ程度、外にパイプをはみ出して切る。
すると、あとで仕上げがしやすい。



        
浮力の確認    とりあえず、沈むものがないか、バケツに入れて見る。
指で押して沈めて、浮き上がり具合でおおよその浮力を見る。
沈むものは、鉛部分を多めに削り、再成形。
浮きすぎるものは、木を削り、再成型。
成型の仕上げ 回転させ、のこ刃で、ぶれのないように完全に成型する。
最終成型 形を整えるため、粗めの60番〜100番系ペーパーで整え、200番系で仕上げる。
完全にスベスベにしなくていい。










       
ホワイト塗り

最終整形が終わった後、いよいよ塗料を塗る。
まず、木の表面の防水性(目止め)の確保とホワイト地づくり

ジェッソ(ホワイト) 水性蛍光塗料との相性がいい。
とにかく完全に乾かす。

油性ホワイト 
少しペーパーで表面を傷つけると次の塗料のノリが良くなる。

水性蛍光塗料を厚く塗るとひび割れする。
刷毛塗りで薄く、2回重ね塗りすれば、綺麗になる。

変圧器
を使い、回転をゆっくりにして、刷毛で厚くならないように塗る。
まず、油性ホワイトを塗る(防水+白の意味)。
乾いたら表面に必ず300番程度のペーパーをかける。
次に、水性ホワイト(ジェッソなど)を塗る。
乾いたら表面に必ず300番程度のペーパーをかける。

白がよく乾いたら、ウレタン系クリアーでどぶづけして、蛍光塗料を塗る前の表面を整えるのがベスト。
ここは、省略して白がよーく乾いたらすぐに着色しても良い。
       ドブ付はつまようじまたは、竹串を使う。


以下、ドブ漬けはすべて同じ要領。
下側に強くつまようじを差し込む。
頭側にも、つまようじを軽く挿し、はみ出し1p程度で折って、蓋とする。
これで、パイプ内にクリアー塗料が入らない。

洗濯ばさみの下に新聞紙を敷き、タレを受ける用意をしておく。

ドブ漬け
直後、タレを切り、洗濯ばさみにつるして、少し垂らす。
3〜5分程度後、タレが切れた頃、つまようじの蓋をそっと抜く。
そうすると穴周りが滑らかになる。ようじの蓋を抜くタイミングが遅れると乾いてしまって抜けなくなる。
抜いたら、1日以上よく乾かす。
一度、表面に軽くペーパーをかけておけば、次の塗料が剥離せず、よくなじむ。



     
色塗り    着色

粉末蛍光塗料を結着剤(水性)で溶かす。あかだいだい、黄色など。
ウキの上半分が「釣り座から見える部分」と考える。
全面同一色が簡単でよい。
下半分でラメを入れたりして遊んでも良い。
粉末はクリアー塗料に混ぜると定着がよいが分厚くなりやすい。
変圧器を使い、回転をゆっくりにして、刷毛で厚くならないように塗る。
薄くて良い。厚塗りすると塗料が垂れたりひび割れしたり、ムラになったり、しわになったり、いろいろ変なことになる。
まようじで、取り、立てる。1日以上よく乾かす。






 
          
色止め 色止めのため、防水ウレタン系油性クリアー塗料にドブ漬けし、垂らす。
物干しばさみに挟んで、逆さ釣りにする

タレが無くなったら、割り箸などを用いて蓋を抜く。
1日以上乾かす。
下に新聞紙を敷き、タレを受ける。
タレが止まった頃に、楊枝の蓋を抜くのを忘れないこと。
そうすると穴周りが自然にできあがる。

乾いてからだと外れにくいし、外すとき、穴周りの塗料がはぐれる。
乾いたら表面に、必ず軽くペーパーをかけておく。

浮力測定  海水用意。
重めのヨリモドシ、道糸とゴム張りガン玉
で、浮力を正確に測定する。
水中で漂う程度になるまでガンダマを追加する。ソレが浮力。
浮力を測ったら、鉛筆で、薄く書き込む。03+Bなど
ネーム、浮力値書き入れ 水気がなくなったら墨で書く。
マジックは不可。
文字は丸ペンの極細を使うと綺麗に書ける。
乾いたら鉛筆の字を消しゴムで消しておく。

ウレタン最終塗り   
よく乾かす。
ウレタンフロアーMに3回以上(1日一回)ドブづけすれば、より、美しく強くなる。
乾いたら軽く全体にペーパーをかけ、2回目の塗りに備える。

最終直前に文字入れする。






    
最終仕上げ   パイプの穴の中に、つまりがないか、1.5ミリ〜2.0ミリのドリルで掃除して仕上げ。
穴周りのパイプ周辺を整える。


■トップページに戻る


inserted by FC2 system